茹であがる前に跳べ
新規参入が引き起こすヘルスケア産業の構造変化
最終回
ピー・アンド・イー・ディレクションズ ディレクター 長谷川幸生
2020年11月1日号
前回紹介した事例でわかるとおり、多くの異業種が手掛けるヘルスケア事業は、ICTと組み合わせることによって、専門家に管理された領域ではなく消費者の意思で利用・購買する領域で生み出されている。それらは消費者の生活を起点に健康をサポートするものが多く、将来的には診断や治療と一体化する方向に向かうと考えられる。
これらを分析すると、新規参入によりヘルスケアの利用・購買に関して、「目的」「決定者」「場」の3つの方向性での構造変化が起きていると考えられる(図1)。
利用・購買する「目的」では、これまで健康ではない状況を認識したときに利用するサービス・商材だった狭義のヘルスケアに加えて、病気の予防や健康維持のための商材やサービスが増えてきている。
新たなプレイヤーは、消費者との日常的な接点を強みとして、...
前回紹介した事例でわかるとおり、多くの異業種が手掛けるヘルスケア事業は、ICTと組み合わせることによって、専門家に管理された領域ではなく消費者の意思で利用・購買する領域で生み出されている。それらは消費者の生活を起点に健康をサポートするものが多く、将来的には診断や治療と一体化する方向に向かうと考えられる。
これらを分析すると、新規参入によりヘルスケアの利用・購買に関して、「目的」「決定者」「場」の3つの方向性での構造変化が起きていると考えられる(図1)。
利用・購買する「目的」では、これまで健康ではない状況を認識したときに利用するサービス・商材だった狭義のヘルスケアに加えて、病気の予防や健康維持のための商材やサービスが増えてきている。
新たなプレイヤーは、消費者との日常的な接点を強みとして、健
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