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INTERVIEW

コロナ禍、「子どもの成長の糧にもなり得るとき」

日本赤十字社医療センター 関真由美氏(公認心理師・臨床心理士)

2020年11月1日号

 日本赤十字社は3月から、新型コロナウイルス流行による差別・偏見の負のスパイラルを防ぐための啓発動画や資料「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」を作成、発信している。国内では感染者の出たクルーズ船への対応などに右往左往していた時期に同社がこうした発信を行えたのは、14年のエボラ出血熱流行時の、西アフリカでの救援など、海外での活動経験が基になっている。当時もあった心理的・社会的な差別などの影響が今回のコロナ感染拡大によって引き起こされると予想し、啓発資料作成に早期に取り組んだ。同社HPには医師からの啓発動画に加え、子どもにも見やすいアニメーション、医療従事者、一般市民などに向けた資料が掲載されている。アニメーション動画は現在までに230万回再生、資料は自治体や小中学校、国内企業などに広く使われている。子どもの心...  日本赤十字社は3月から、新型コロナウイルス流行による差別・偏見の負のスパイラルを防ぐための啓発動画や資料「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」を作成、発信している。国内では感染者の出たクルーズ船への対応などに右往左往していた時期に同社がこうした発信を行えたのは、14年のエボラ出血熱流行時の、西アフリカでの救援など、海外での活動経験が基になっている。当時もあった心理的・社会的な差別などの影響が今回のコロナ感染拡大によって引き起こされると予想し、啓発資料作成に早期に取り組んだ。同社HPには医師からの啓発動画に加え、子どもにも見やすいアニメーション、医療従事者、一般市民などに向けた資料が掲載されている。アニメーション動画は現在までに230万回再生、資料は自治体や小中学校、国内企業などに広く使われている。子どもの心を

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