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OBSERVER

東京理科大学薬学部 医療薬学教育研究支援センター教授 櫻井信豪

2020年11月1日号

学生からGMPの基礎を――7月1日付で開設された、国内大学では珍しい「医薬品等品質・GMP講座」を担当されています。櫻井 昨年から話が持ち上がっていた。鹿野(真弓)先生(東京理大学教授)が、学生の頃に品質やGMPを勉強していないことに疑問を感じておられ、「寄附講座」のようなものがつくれないか、複数の業界団体と相談していた。その過程で化学及血清療法研究所の木下統晴理事長と「社会連携講座」の枠組みで講座開設が実現した。 木下理事長は15年の化血研の不祥事で苦労された。かつてはMeiji Seikaファルマで信頼性保証を担当され、日本のGMPのレベルをさらに上げるべきという問題意識も持っておられる。ちょうど、私は(医薬品医療機器総合機構執行役員を)定年退職したところだったので、GMPの経験もあり、呼んでいただいた。――ご自身にはGMPについてどのよ... 学生からGMPの基礎を――7月1日付で開設された、国内大学では珍しい「医薬品等品質・GMP講座」を担当されています。櫻井 昨年から話が持ち上がっていた。鹿野(真弓)先生(東京理大学教授)が、学生の頃に品質やGMPを勉強していないことに疑問を感じておられ、「寄附講座」のようなものがつくれないか、複数の業界団体と相談していた。その過程で化学及血清療法研究所の木下統晴理事長と「社会連携講座」の枠組みで講座開設が実現した。 木下理事長は15年の化血研の不祥事で苦労された。かつてはMeiji Seikaファルマで信頼性保証を担当され、日本のGMPのレベルをさらに上げるべきという問題意識も持っておられる。ちょうど、私は(医薬品医療機器総合機構執行役員を)定年退職したところだったので、GMPの経験もあり、呼んでいただいた。――ご自身にはGMPについてどのような

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