医薬経済オンライン

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意外と近い「ポスト・ヘムライブラ」の足音

血友病治療薬の開発状況(前編)

2020年11月1日号

 血友病Aの新規治療薬「ヘムライブラ」の売上げが好調だ。世界市場で販売を担当するスイス・ロシュの20年度第2四半期の同剤の売上高は10億300万スイスフラン(約1150億円)と、前年同期からほぼ倍増となった。年間では2000億円を優に超すとみられる。日本でも、同剤を開発した中外製薬の20年度第2四半期の売上げは161億円で、通期見通しは421億円となっている。第2四半期は国内外ともCOVID─19の影響から伸びは鈍化を示しているが、6月以降は再び増加に転じそうだ。  それでも米国血友病A治療薬市場に占めるヘムライブラのシェアは、まだ23%でしかない。市場関係者は将来的に全世界売上高が5000億円を超える製品との見方を示している。そのため、同剤の利益を享受する中外の時価総額は8兆円に迫り、武田薬品を抜き医薬品株では1位、日本での時価総額ランクでも7位に付けている。  血友病Aの新規治療薬「ヘムライブラ」の売上げが好調だ。世界市場で販売を担当するスイス・ロシュの20年度第2四半期の同剤の売上高は10億300万スイスフラン(約1150億円)と、前年同期からほぼ倍増となった。年間では2000億円を優に超すとみられる。日本でも、同剤を開発した中外製薬の20年度第2四半期の売上げは161億円で、通期見通しは421億円となっている。第2四半期は国内外ともCOVID─19の影響から伸びは鈍化を示しているが、6月以降は再び増加に転じそうだ。  それでも米国血友病A治療薬市場に占めるヘムライブラのシェアは、まだ23%でしかない。市場関係者は将来的に全世界売上高が5000億円を超える製品との見方を示している。そのため、同剤の利益を享受する中外の時価総額は8兆円に迫り、武田薬品を抜き医薬品株では1位、日本での時価総額ランクでも7位に付けている。

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