塩野義の中国・アジア事業構想
平安保険との合弁会社で「販売力増強」「AI創薬」狙う
㈱薬新 井高恭彦
2020年11月1日号
塩野義製薬が中国の平安保険グループと提携し、新たなビジネスモデルづくりに乗り出した。
「米国のマーケットがいまのように堅調な状態であり続けられるのか。日本以外での投資、セールスで、どうも米国一国依存は相当リスクがある。そう考え始めている」
手代木功社長は10月13日の記者会見で中国、アジアを米、欧と並ぶ重点地域に位置付ける考えを強調した。
6月に発表した新中期経営計画「STS2030」は24年度の目標売上高を5000億円に設定、ロイヤリティ収入を除く海外売上高比率を19年度の18.5%から50%以上に伸ばすと明記している。手代木社長は海外目標数値の内訳を「いまのところ中国、アジアで半分、欧米で半分を考えている」と説明。中国、アジア事業を後4年弱で875億円程度に育て上げる考えだ。
中国、アジアの目標達成は、平安保険...
塩野義製薬が中国の平安保険グループと提携し、新たなビジネスモデルづくりに乗り出した。
「米国のマーケットがいまのように堅調な状態であり続けられるのか。日本以外での投資、セールスで、どうも米国一国依存は相当リスクがある。そう考え始めている」
手代木功社長は10月13日の記者会見で中国、アジアを米、欧と並ぶ重点地域に位置付ける考えを強調した。
6月に発表した新中期経営計画「STS2030」は24年度の目標売上高を5000億円に設定、ロイヤリティ収入を除く海外売上高比率を19年度の18.5%から50%以上に伸ばすと明記している。手代木社長は海外目標数値の内訳を「いまのところ中国、アジアで半分、欧米で半分を考えている」と説明。中国、アジア事業を後4年弱で875億円程度に育て上げる考えだ。
中国、アジアの目標達成は、平安保険との
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