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「アスリート(運動誘発性)喘息」

2020年11月1日号

 フィギュアスケートの第一人者・羽生結弦選手が2歳のときから喘息との闘い続けていると知り大変驚いた。常に吸入薬を携帯、公開練習以外は、マスクをして練習しているそうな。 功なり名遂げたトップアスリートには喘息持ちが意外と多い。08〜14年の日本オリンピック代表選手の有病率は、約11%との報告がある。 スピードスケートのゴールドメダリスト・清水宏保選手もその1人。3歳のときに発症したが、父親の徹底指導で体を鍛える。「病気のおかげで体の変化に敏感にあれ、アスリートとして大きな強みになった」と後輩を元気付ける。 最近のニュースで驚いたのは、「霊長類最強の女性」と異名を持つレスリングの吉田沙保里選手が2年前に喘息発作。治療して全日本選手権で13度目の優勝を果たす。感服あるのみ。 最近の傾向として、吉田選手のように、大人になってからの発病者が増えている。ほとん...  フィギュアスケートの第一人者・羽生結弦選手が2歳のときから喘息との闘い続けていると知り大変驚いた。常に吸入薬を携帯、公開練習以外は、マスクをして練習しているそうな。 功なり名遂げたトップアスリートには喘息持ちが意外と多い。08〜14年の日本オリンピック代表選手の有病率は、約11%との報告がある。 スピードスケートのゴールドメダリスト・清水宏保選手もその1人。3歳のときに発症したが、父親の徹底指導で体を鍛える。「病気のおかげで体の変化に敏感にあれ、アスリートとして大きな強みになった」と後輩を元気付ける。 最近のニュースで驚いたのは、「霊長類最強の女性」と異名を持つレスリングの吉田沙保里選手が2年前に喘息発作。治療して全日本選手権で13度目の優勝を果たす。感服あるのみ。 最近の傾向として、吉田選手のように、大人になってからの発病者が増えている。ほとんど根

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