医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

1~9月期に伸びた製品と業界トレンド

第164回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2020年11月15日号

 大手メガファーマの多くは11月6日までに第3四半期決算の発表を終えた。今年はアッヴィが5月にアラガンを買収したほか、ブリストル・マイヤーズスクイブは19年11月にセルジーンを子会社化したため、世界の大手メーカーの勢力図も変動している。そこで、1~9月期のメーカーランキングをまとめた。ファイザーは11月16日付でエスタブリッシュ製品のアップジョンをマイランと統合する予定なので、切り離されたあとのファイザーの新薬事業(バイオファーマ)も参考として入れ、年間で200億ドルを超える見込みの世界上位15社を示した(表1)。  BMSとアッヴィは買収で大幅増だが、アッヴィはアラガンの5カ月分弱が加わっただけでBMSを下回った。買収なしで最も伸びたのは14%増となった米メルクで、世界最大の抗がん剤となった「キイトルーダ」だけで24億ドル以上増加して104億ドル...  大手メガファーマの多くは11月6日までに第3四半期決算の発表を終えた。今年はアッヴィが5月にアラガンを買収したほか、ブリストル・マイヤーズスクイブは19年11月にセルジーンを子会社化したため、世界の大手メーカーの勢力図も変動している。そこで、1~9月期のメーカーランキングをまとめた。ファイザーは11月16日付でエスタブリッシュ製品のアップジョンをマイランと統合する予定なので、切り離されたあとのファイザーの新薬事業(バイオファーマ)も参考として入れ、年間で200億ドルを超える見込みの世界上位15社を示した(表1)。  BMSとアッヴィは買収で大幅増だが、アッヴィはアラガンの5カ月分弱が加わっただけでBMSを下回った。買収なしで最も伸びたのは14%増となった米メルクで、世界最大の抗がん剤となった「キイトルーダ」だけで24億ドル以上増加して104億ドルに

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