医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

自衛隊のジェンダーレスの危機①

第112回

琉球大学医学部 非常勤講師 照井資規

2020年11月15日号

「お前はそんなに○〇〇ジウムに出たいのか、○〇〇! ○〇〇!」  陸上自衛隊岩手駐屯地で、第9戦車大隊長(当時)は女性隊員が勤務しているにもかかわらず、男性器の俗称を大声で連呼していた。  10年1月、筆者が同部隊の衛生小隊長に就任していたとき、筆者が自衛隊内の医学会である「第49回中部防衛衛生学会」への出席について、大隊長の決裁を仰ぐ最中のことだ。同学会では、新型インフルエンザの世界的流行について自衛隊としての対策を討論するシンポジウムが開催された。  同学会は陸自の部隊訓練上は「衛生科幹部集合訓練」に位置付けられており、衛生科では重要な情報共有の場である。とくに10年1月は季節性インフルエンザの流行期のピークであり、新型インフルエンザとの同時流行が懸念されていた。同学会は岐阜開催で、筆者が出席するには旅費などがか... 「お前はそんなに○〇〇ジウムに出たいのか、○〇〇! ○〇〇!」  陸上自衛隊岩手駐屯地で、第9戦車大隊長(当時)は女性隊員が勤務しているにもかかわらず、男性器の俗称を大声で連呼していた。  10年1月、筆者が同部隊の衛生小隊長に就任していたとき、筆者が自衛隊内の医学会である「第49回中部防衛衛生学会」への出席について、大隊長の決裁を仰ぐ最中のことだ。同学会では、新型インフルエンザの世界的流行について自衛隊としての対策を討論するシンポジウムが開催された。  同学会は陸自の部隊訓練上は「衛生科幹部集合訓練」に位置付けられており、衛生科では重要な情報共有の場である。とくに10年1月は季節性インフルエンザの流行期のピークであり、新型インフルエンザとの同時流行が懸念されていた。同学会は岐阜開催で、筆者が出席するには旅費などがかかる

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