時流遡航
日々諸事遊考②
第242回 ─苦労人と報じられた新首相とその政権について思う─
本田成親
2020年11月15日号
新型コロナウイルス流行の禍中にあって、世相は相変わらず激しく揺れ動いているようです。民主主義国家のお手本とも思われてきた米国は、今回の大統領選を通じて複雑極まりないその選挙制度の欠点を曝け出し、世界中の人々を唖然とさせています。傲岸このうえない現職大統領を選び、その無分別な振舞いを許したのは、詰まるところ米国民であったわけで、たとえ福音派とは無縁な反トランプ主義者であったとしても、その責任の一端は負わなければならないことでしょう。
進化論を完全否定し、いまだに地球は平らであると信じ、その証明に奔走する者さえいる福音派の人々を嘲笑することは容易ですが、自らを含めた人間の愚かさというものをこの際、反省せずにいるわけにはいきません。
米国とは対照的に、日本では大きな混乱などもなく国政を主導する...
新型コロナウイルス流行の禍中にあって、世相は相変わらず激しく揺れ動いているようです。民主主義国家のお手本とも思われてきた米国は、今回の大統領選を通じて複雑極まりないその選挙制度の欠点を曝け出し、世界中の人々を唖然とさせています。傲岸このうえない現職大統領を選び、その無分別な振舞いを許したのは、詰まるところ米国民であったわけで、たとえ福音派とは無縁な反トランプ主義者であったとしても、その責任の一端は負わなければならないことでしょう。
進化論を完全否定し、いまだに地球は平らであると信じ、その証明に奔走する者さえいる福音派の人々を嘲笑することは容易ですが、自らを含めた人間の愚かさというものをこの際、反省せずにいるわけにはいきません。
米国とは対照的に、日本では大きな混乱などもなく国政を主導する首相
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