医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

ツムラ 漢方でグローバル・ニッチめざす

10年間の長期戦略の仕上げ期

2020年12月1日号

“漢方”のツムラ、“人”のツムラ、“グローバル・ニッチ”のツムラとして、価値創造企業をめざすとした長期経営ビジョン「21年ビジョン」を掲げたのが12年である。この実現に向けて、12年に12~15年度の第1期中期経営計画、16年に16~18年度の第2期中期経営計画を実施、現在は19~21年度の第3期中期経営計画を実施中だ。  長期の戦略を実行しているのは、医療用漢方製剤の持続的拡大が期待されるためだ。医療用漢方製剤はオープンデータから見て高齢者と女性の処方比率が高い。日本は高齢化社会に突入し、女性の就業率が高まる基調にある。中国では高齢化が日本と同じ速さで進行し、所得増と重なって医薬需要拡大の環境が生まれている。しかも中国では現代医学と中国医学の双方を同等に重視しており、医療用漢方製剤の市場拡大は必至だ。 “漢方”のツムラ、“人”のツムラ、“グローバル・ニッチ”のツムラとして、価値創造企業をめざすとした長期経営ビジョン「21年ビジョン」を掲げたのが12年である。この実現に向けて、12年に12~15年度の第1期中期経営計画、16年に16~18年度の第2期中期経営計画を実施、現在は19~21年度の第3期中期経営計画を実施中だ。  長期の戦略を実行しているのは、医療用漢方製剤の持続的拡大が期待されるためだ。医療用漢方製剤はオープンデータから見て高齢者と女性の処方比率が高い。日本は高齢化社会に突入し、女性の就業率が高まる基調にある。中国では高齢化が日本と同じ速さで進行し、所得増と重なって医薬需要拡大の環境が生まれている。しかも中国では現代医学と中国医学の双方を同等に重視しており、医療用漢方製剤の市場拡大は必至だ。

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