医薬経済オンライン

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糖尿病治療の新ビジネスに挑むアステラス

科学的根拠に基づく運動療法「フィットエンス」は浸透するか

2020年12月1日号

 今夏あたりから業界が一丸となって「GLP―1ダイエット」の注意喚起を呼び掛けている。GLP―1は、インスリン分泌を促す生体内ホルモンで、副次的な効果として「食欲抑制」がある。この作用を逆手に取って、2型糖尿病治療薬のひとつである「GLP―1作動薬」を投与して、食欲をなくさせて痩せるという。日本では「適応外使用」にあたるが、目ざとい美容クリニックは同剤を「痩せ薬」と称して、自由診療で売り捌いている。  なぜ、この夏から注意喚起しているのかといえば、6月にノボノルディスクファーマの「リベルサス」が承認を取得したことも関係ないとは言えない。既存薬が注射剤であるのに対して、同剤は初の「経口剤」となる。使用者の抵抗感は下がり、さらに広がりかねない。当然ながら「低血糖症」など副作用が生じる恐れがあり、あらぬ事故を防ぐためにも、適正使用を訴えているところ...  今夏あたりから業界が一丸となって「GLP―1ダイエット」の注意喚起を呼び掛けている。GLP―1は、インスリン分泌を促す生体内ホルモンで、副次的な効果として「食欲抑制」がある。この作用を逆手に取って、2型糖尿病治療薬のひとつである「GLP―1作動薬」を投与して、食欲をなくさせて痩せるという。日本では「適応外使用」にあたるが、目ざとい美容クリニックは同剤を「痩せ薬」と称して、自由診療で売り捌いている。  なぜ、この夏から注意喚起しているのかといえば、6月にノボノルディスクファーマの「リベルサス」が承認を取得したことも関係ないとは言えない。既存薬が注射剤であるのに対して、同剤は初の「経口剤」となる。使用者の抵抗感は下がり、さらに広がりかねない。当然ながら「低血糖症」など副作用が生じる恐れがあり、あらぬ事故を防ぐためにも、適正使用を訴えているところだ。

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