医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

露呈した偽善者集団 考えよう「患者視点」とは何か

第40回

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院  山川みやえ

2020年12月1日号

 本当のところはわかっていないくせに、知ったようなフリをして話すのは非常にストレスフルだ。前回11月1日号で話したように、人の死にまつわる、さまざまな思いを知り、わかってないことがあまりに多過ぎて、私は恥ずかしさとともに、“専門家面”するのも限界だと感じた。世の中の専門家はこういう想いにはならないのだろうか。私のほうは、その恥ずかしい想いをもとに、なぜ姿勢や考えが変わったのかということをもう少し深く知るために、その人たちに聞き取りをする予定だ。突き詰めてその現象を知りたい。自分は十分粘着質だと思う。専門家っぽくある一方で、偽善者っぽくもある。  新型コロナウイルス感染症(COVID―19)は恐怖だけでなく、いろんなものを社会に投げかけたが、ずっと潜んでいた偽善者たちの姿も露呈させたように思う。コロナ禍では、それだけ物事の本質を考える機会が...  本当のところはわかっていないくせに、知ったようなフリをして話すのは非常にストレスフルだ。前回11月1日号で話したように、人の死にまつわる、さまざまな思いを知り、わかってないことがあまりに多過ぎて、私は恥ずかしさとともに、“専門家面”するのも限界だと感じた。世の中の専門家はこういう想いにはならないのだろうか。私のほうは、その恥ずかしい想いをもとに、なぜ姿勢や考えが変わったのかということをもう少し深く知るために、その人たちに聞き取りをする予定だ。突き詰めてその現象を知りたい。自分は十分粘着質だと思う。専門家っぽくある一方で、偽善者っぽくもある。  新型コロナウイルス感染症(COVID―19)は恐怖だけでなく、いろんなものを社会に投げかけたが、ずっと潜んでいた偽善者たちの姿も露呈させたように思う。コロナ禍では、それだけ物事の本質を考える機会が多い

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