キリン堂HD「MBO」断行の裏事情
社内の構造改革とともに守りたいもの
2020年12月1日号
ドラッグストア大手の「キリン堂ホールディングス」(東証一部)がファンドと組んだMBO(経営陣による株式公開買い付け)を成功させた。そのファンドとは、つい先日、ニチイ学館のMBOを成功させた世界屈指のエクイティファンドの「ベインキャピタル」だ。
9月、ベインキャピタルが「BCJ―48」という特別目的会社を設立し、同社がキリン堂のオーナー家の持ち株を除く株式に対しTOB(株式公開買い付け)を行うと発表。同時にキリン堂HDはTOBによる非上場化の必要性と株主に協力を訴える声明を出した。株式買い付け価格はTOB発表前日の終値に39%のプレミアムを乗せた3500円で、応諾期限の10月26日までに買い付け予定数の下限を上回る790万株の応募が集まり、TOBはスムーズに成立した。
それにしても、この数年、調剤薬局、ドラッグストアの業界では阪神調剤に続...
ドラッグストア大手の「キリン堂ホールディングス」(東証一部)がファンドと組んだMBO(経営陣による株式公開買い付け)を成功させた。そのファンドとは、つい先日、ニチイ学館のMBOを成功させた世界屈指のエクイティファンドの「ベインキャピタル」だ。
9月、ベインキャピタルが「BCJ―48」という特別目的会社を設立し、同社がキリン堂のオーナー家の持ち株を除く株式に対しTOB(株式公開買い付け)を行うと発表。同時にキリン堂HDはTOBによる非上場化の必要性と株主に協力を訴える声明を出した。株式買い付け価格はTOB発表前日の終値に39%のプレミアムを乗せた3500円で、応諾期限の10月26日までに買い付け予定数の下限を上回る790万株の応募が集まり、TOBはスムーズに成立した。
それにしても、この数年、調剤薬局、ドラッグストアの業界では阪神調剤に続き
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