医薬経済オンライン

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コロナ禍で加速「ヘパリン」過当競争

都の名称変更「指示」で躓いたコーセーマルホ

2020年12月1日号

目立っているが手にする人は少ない  新型コロナウイルス感染症の直撃で大きなダメージを受けた業種のひとつに化粧品がある。外出の自粛やリモートワークの推奨、マスクの常時着用といった生活スタイルの変化を受けて、利益率の高い口紅を筆頭にメイクアップ製品の引き合いが激減し、業績を下支えしてきたインバウンド需要もゼロになった。さりとて、商売の命綱と言える広告宣伝を全面凍結するわけにもいかず、国内各社の業績は売上高減とコスト高によって急降下した。  最大手の資生堂は20年12月期の営業損益が100億円の赤字に陥るとしている。カネボウ化粧品を傘下に抱える花王も、20年第3四半期の化粧品事業の売上高が前年同期比▲25%の1606億円、営業損益が▲323億円で72億円の赤字となり、衛生関連製品の大幅な伸長を相殺した。  20年3月期まで7期連続の... 目立っているが手にする人は少ない  新型コロナウイルス感染症の直撃で大きなダメージを受けた業種のひとつに化粧品がある。外出の自粛やリモートワークの推奨、マスクの常時着用といった生活スタイルの変化を受けて、利益率の高い口紅を筆頭にメイクアップ製品の引き合いが激減し、業績を下支えしてきたインバウンド需要もゼロになった。さりとて、商売の命綱と言える広告宣伝を全面凍結するわけにもいかず、国内各社の業績は売上高減とコスト高によって急降下した。  最大手の資生堂は20年12月期の営業損益が100億円の赤字に陥るとしている。カネボウ化粧品を傘下に抱える花王も、20年第3四半期の化粧品事業の売上高が前年同期比▲25%の1606億円、営業損益が▲323億円で72億円の赤字となり、衛生関連製品の大幅な伸長を相殺した。  20年3月期まで7期連続の増収

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