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OBSERVER

有望なシーズを第Ⅰ相につなげるために

京都大学医学部附属病院 次世代医療・iPS細胞治療研究センター長・武藤学氏に聞く

2020年12月15日号

有望なシーズを第Ⅰ相につなげるために ――次世代医療・iPS細胞治療研究センター(Ki―CONNECT)を今年4月に立ち上げました。狙いは。 武藤 日本には医薬品になるような有望なシーズがあっても、うまく育てる環境が整っていない。こうした問題意識から、開発初期の第Ⅰ相試験ができる病棟がほしいと要望していた。その後、京都大学附属病院内で、iPS細胞の臨床研究用の病棟をつくる話がでてきたため、Ki―CONNECTの設置へとつなげた。製薬企業やアカデミアに眠っているシーズを我われがしっかり育てていきたい。 ――大学病院ならではの特徴は。 武藤 がんや難病の患者を対象にした第Ⅰ相を実施していく。大学病院は高度な医療を提供できるが、それでも第Ⅰ相をするには専用の体制がないと難しい。患者の検体管理や急変時の対応、英語の文書を扱え... 有望なシーズを第Ⅰ相につなげるために ――次世代医療・iPS細胞治療研究センター(Ki―CONNECT)を今年4月に立ち上げました。狙いは。 武藤 日本には医薬品になるような有望なシーズがあっても、うまく育てる環境が整っていない。こうした問題意識から、開発初期の第Ⅰ相試験ができる病棟がほしいと要望していた。その後、京都大学附属病院内で、iPS細胞の臨床研究用の病棟をつくる話がでてきたため、Ki―CONNECTの設置へとつなげた。製薬企業やアカデミアに眠っているシーズを我われがしっかり育てていきたい。 ――大学病院ならではの特徴は。 武藤 がんや難病の患者を対象にした第Ⅰ相を実施していく。大学病院は高度な医療を提供できるが、それでも第Ⅰ相をするには専用の体制がないと難しい。患者の検体管理や急変時の対応、英語の文書を扱える人

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