医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

変革期迎えた中国医薬品業界

医療用薬市場、18兆円超

第44回 抗体医薬含む抗がん剤がけん引

シード・プランニング 沈友敏

2020年12月15日号

 中国政府がまとめた「第14期5ヵ年計画(21~25年)」の骨子案によると、中国では、年5%台の経済成長をめざすとしている。35年までに「国民の平均収入を倍増する」という目標も示された。国民の生活水準の向上に伴い、医薬品市場の成長も期待できそうだ。  さて、今回は、国家薬品監督管理局(NMPA)南方医薬経済研究所管轄の米内ネット(MENET)がまとめた「19年中国医薬品市場報告」の概要を紹介したい。  報告によると、中国医薬品市場全体の総売上高は前年より4.8%増の1兆7955億元(27兆8303億円、1元=15.5円で換算)だった。  医療機関別に見ると、都市部公立病院が13兆5455億円(全体に占める割合48.7%)、農村部公立病院が4兆9786億円(17.9%)で、両者で全体の66.6%を占めている。このほか、都市部社区医療機関(ニュータウンや新興団地等にある...  中国政府がまとめた「第14期5ヵ年計画(21~25年)」の骨子案によると、中国では、年5%台の経済成長をめざすとしている。35年までに「国民の平均収入を倍増する」という目標も示された。国民の生活水準の向上に伴い、医薬品市場の成長も期待できそうだ。  さて、今回は、国家薬品監督管理局(NMPA)南方医薬経済研究所管轄の米内ネット(MENET)がまとめた「19年中国医薬品市場報告」の概要を紹介したい。  報告によると、中国医薬品市場全体の総売上高は前年より4.8%増の1兆7955億元(27兆8303億円、1元=15.5円で換算)だった。  医療機関別に見ると、都市部公立病院が13兆5455億円(全体に占める割合48.7%)、農村部公立病院が4兆9786億円(17.9%)で、両者で全体の66.6%を占めている。このほか、都市部社区医療機関(ニュータウンや新興団地等にあるクリ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence