医薬経済オンライン

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ゼリア新薬「責任逃れ」の2年半

新人MRの自殺で和解 解決金3000万円

2020年12月15日号

会見で経緯を説明する父親(手前) 「2年半前に訴訟を提起して、やっと和解が成立した。事故から7年半、半分ホッとしている。息子の墓前に報告できる」  ゼリア新薬工業に入社してわずか1ヵ月半後に自殺した男性社員(当時22歳)の父親(62歳)は11月24日、厚生労働省内で開いた記者会見でそう語った。男性は13年5月の研修期間中、言動に異常が見られて自宅に帰るよう言われ、帰宅途中に新宿駅で電車に飛び込み自ら命を絶った。翌年、中央労働基準監督署が「自殺は社員研修による精神疾患が原因であり、労働災害に当たる」と認定。両親はこの認定を受け、17年8月、東京地裁に損害賠償訴訟を起こしていたが、今年11月に和解した。  被告はゼリアのほか、社員研修を請け負ったコンサルタント会社「ビジネスグランドワークス」(BGW)と、その会社の元講師。2年... 会見で経緯を説明する父親(手前) 「2年半前に訴訟を提起して、やっと和解が成立した。事故から7年半、半分ホッとしている。息子の墓前に報告できる」  ゼリア新薬工業に入社してわずか1ヵ月半後に自殺した男性社員(当時22歳)の父親(62歳)は11月24日、厚生労働省内で開いた記者会見でそう語った。男性は13年5月の研修期間中、言動に異常が見られて自宅に帰るよう言われ、帰宅途中に新宿駅で電車に飛び込み自ら命を絶った。翌年、中央労働基準監督署が「自殺は社員研修による精神疾患が原因であり、労働災害に当たる」と認定。両親はこの認定を受け、17年8月、東京地裁に損害賠償訴訟を起こしていたが、今年11月に和解した。  被告はゼリアのほか、社員研修を請け負ったコンサルタント会社「ビジネスグランドワークス」(BGW)と、その会社の元講師。2年半に

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