医工連携
患者の映像から診断情報
医工連携の実践者34 津村徳道 千葉大学大学院准教授
2020年12月15日号
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、人間同士の接近リスクが顕在化し、それを避けるために医療機関の受診控えが起き、遠隔診療に対する規制は時限的ながら大幅に緩和された。ひとたびその利便性に触れてしまえば、移動のつらさがないうえに他人と接近しないで済む遠隔診療を望む人々の意識は、もはやコロナ以前の状態へは戻らないだろう。
一方で遠隔診療は、血液・生化学検査を機敏に行いづらいなど診断情報が不足しがちで、もし映像を付けられたとしても、撮影条件やカメラの機種などによって、患者の顔色がかなり変わってしまうという弱点を持っている。
そんななか9月末に千葉大学から、「シンプルな色補正方法で遠隔診療の高品質化を実現!スマホ動画からリモートでバイタル情報を取得」というタイトルの報道発表があった。
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新型コロナウイルス感染症の蔓延により、人間同士の接近リスクが顕在化し、それを避けるために医療機関の受診控えが起き、遠隔診療に対する規制は時限的ながら大幅に緩和された。ひとたびその利便性に触れてしまえば、移動のつらさがないうえに他人と接近しないで済む遠隔診療を望む人々の意識は、もはやコロナ以前の状態へは戻らないだろう。
一方で遠隔診療は、血液・生化学検査を機敏に行いづらいなど診断情報が不足しがちで、もし映像を付けられたとしても、撮影条件やカメラの機種などによって、患者の顔色がかなり変わってしまうという弱点を持っている。
そんななか9月末に千葉大学から、「シンプルな色補正方法で遠隔診療の高品質化を実現!スマホ動画からリモートでバイタル情報を取得」というタイトルの報道発表があった。
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