医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

無責任な日の丸政策に翻弄されたアビガン

深刻化するコロナ禍でもいまだ「審査中」

2020年12月15日号

 旧約聖書の「ダニエル書」と言えば第5章「壁に字をかく指」のエピソードで有名だ。新バビロニアの王・ナボニドゥスから地盤と看板と鞄を引き継いだ息子のベルシャザールが1000人の貴族や後宮の女たちと饗宴を開いていると、突然、人間の手が宙に現れて、壁に「メネ・メネ・テケル・ウ・パルシン」と文字を刻んだ。驚いたベルシャザールが神官長のダニエルを呼んでその意味を読み取らせたところ、神がベルシャザールに対して、王としての能力不足を指摘し、さらに王国の分裂を予言する内容であることがわかったものの、時すでに遅く、予言どおり、その夜のうちにベルシャザールは殺された。紀元前600年頃の中東を舞台とした物語である。  それから約2600年。極東の島国で8年近くにわたって政治的饗宴を主宰していた人物も、「桜を見る会」をきっかけに多くの不正や腐敗の所在が明るみに出...  旧約聖書の「ダニエル書」と言えば第5章「壁に字をかく指」のエピソードで有名だ。新バビロニアの王・ナボニドゥスから地盤と看板と鞄を引き継いだ息子のベルシャザールが1000人の貴族や後宮の女たちと饗宴を開いていると、突然、人間の手が宙に現れて、壁に「メネ・メネ・テケル・ウ・パルシン」と文字を刻んだ。驚いたベルシャザールが神官長のダニエルを呼んでその意味を読み取らせたところ、神がベルシャザールに対して、王としての能力不足を指摘し、さらに王国の分裂を予言する内容であることがわかったものの、時すでに遅く、予言どおり、その夜のうちにベルシャザールは殺された。紀元前600年頃の中東を舞台とした物語である。  それから約2600年。極東の島国で8年近くにわたって政治的饗宴を主宰していた人物も、「桜を見る会」をきっかけに多くの不正や腐敗の所在が明るみに出され

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence