医薬経済オンライン

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読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー

「ととのう」を体感するサウナー

第159回

大西一幸

2020年12月15日号

医者が教えるサウナの教科書ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?加藤容崇、ダイヤモンド社、2020年3月刊  前回12月1日号の読書『身体的生活』の冒頭で、焚火の効用をくどくどと記した。そのなかで焚火について「小さな炎がまっすぐに上がる光景に心を奪われるわけでもないのに、その間は実は何も雑念がない。炎が生み出す光と熱さに身を投げ出していることの心地よさ(中略)、どこか炎の恩恵に浴していない部分はないだろうか、左側の肩甲骨のあたりはまだ熱が届いていないかもしれない、などということばかり思う」と述べた。  そして、『身体的生活』で説明されるフロー理論、「フローとは、行動の対象に深く没入した状態のことを指し、人間がレベルの高いパフォーマンスを行っているときに見られる」という解説が、焚火における「没入感」を説... 医者が教えるサウナの教科書ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?加藤容崇、ダイヤモンド社、2020年3月刊  前回12月1日号の読書『身体的生活』の冒頭で、焚火の効用をくどくどと記した。そのなかで焚火について「小さな炎がまっすぐに上がる光景に心を奪われるわけでもないのに、その間は実は何も雑念がない。炎が生み出す光と熱さに身を投げ出していることの心地よさ(中略)、どこか炎の恩恵に浴していない部分はないだろうか、左側の肩甲骨のあたりはまだ熱が届いていないかもしれない、などということばかり思う」と述べた。  そして、『身体的生活』で説明されるフロー理論、「フローとは、行動の対象に深く没入した状態のことを指し、人間がレベルの高いパフォーマンスを行っているときに見られる」という解説が、焚火における「没入感」を説明

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