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時感/編集後記

時感/編集後記

2021年1月1日号

時感 後の祭り  新型コロナウイルスが収束しないまま新年を迎えたが、製薬企業の渉外担当者は、極度の虚無感に苛まれているのではないか。  年末にあっけなく決着した中間年改定に関して、製薬業界は完敗だった。19年参院選で自民党候補を重点支援してきたことを振り返ると、さらに虚しくなるので、やめたほうがいい。と忠告しながらも、日本製薬団体連合会と日本製薬工業協会両トップらが、選挙出陣式で勇ましく拳を突き上げていた姿が目に焼き付いて離れない。  当初、薬価調査を含めた中間年改定の実施をめぐり、製薬業界は医療界と結束し、新型コロナ禍の混乱の中で断行すれば、医療提供体制を確保できなくなるなどと反対。中間年改定を回避できる千載一遇のチャンスにも見えた。しかし結局、「価格乖離の大きな品目」にするとの事前の約束もおかまいなしに、「国... 時感 後の祭り  新型コロナウイルスが収束しないまま新年を迎えたが、製薬企業の渉外担当者は、極度の虚無感に苛まれているのではないか。  年末にあっけなく決着した中間年改定に関して、製薬業界は完敗だった。19年参院選で自民党候補を重点支援してきたことを振り返ると、さらに虚しくなるので、やめたほうがいい。と忠告しながらも、日本製薬団体連合会と日本製薬工業協会両トップらが、選挙出陣式で勇ましく拳を突き上げていた姿が目に焼き付いて離れない。  当初、薬価調査を含めた中間年改定の実施をめぐり、製薬業界は医療界と結束し、新型コロナ禍の混乱の中で断行すれば、医療提供体制を確保できなくなるなどと反対。中間年改定を回避できる千載一遇のチャンスにも見えた。しかし結局、「価格乖離の大きな品目」にするとの事前の約束もおかまいなしに、「国民負

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