ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る
「リモート面談」医師の手間と本音
ヘルスケア×トレンド 持続可能性を探る13
エス・マックス株式会社 ディレクター 薬剤師 三上彰貴子
2021年1月1日号
新年を迎えたが、新型コロナウイルス禍の対応であっという間に1年が経ったような感じである。ここのところ誌面で現場MRの様子について少しずつコラムのように触れてきた。コロナ禍でのMR活動や医師の反応についてもう少し知りたいというリクエストがあったので、今回は私の周囲の取材事例ではあるが紹介していきたい。
リモート面談の現状について病院の医師に聞いたところ、個室がなく医局で過ごしている医師には、他の医師がいるところで恥ずかしいというハードルがあるようだ。端末の画面を見られると同性同士ならいいが、女性MRとの面談は何だか恥ずかしくなるという医師もいた。画面を見られることもだが、話しているときも恥ずかしくなることもあるらしい。なるほど、対面ならば身体や顔をそらしたりして間をとったりすることもできるかもしれないが、リモ...
新年を迎えたが、新型コロナウイルス禍の対応であっという間に1年が経ったような感じである。ここのところ誌面で現場MRの様子について少しずつコラムのように触れてきた。コロナ禍でのMR活動や医師の反応についてもう少し知りたいというリクエストがあったので、今回は私の周囲の取材事例ではあるが紹介していきたい。
リモート面談の現状について病院の医師に聞いたところ、個室がなく医局で過ごしている医師には、他の医師がいるところで恥ずかしいというハードルがあるようだ。端末の画面を見られると同性同士ならいいが、女性MRとの面談は何だか恥ずかしくなるという医師もいた。画面を見られることもだが、話しているときも恥ずかしくなることもあるらしい。なるほど、対面ならば身体や顔をそらしたりして間をとったりすることもできるかもしれないが、リモート
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