医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

行動変容を促すための方法論 「プロ」と「石器時代」の指導の決定的違い

第41回

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院  山川みやえ

2021年1月1日号

 12月に入ってから寒い。インフルエンザの季節、新型コロナウイルス第3波を抜きにして考えられたら、冬は大好きである。向かい風の中を歩いていると、変なやる気が出てくるのだ。  やる気といえばウチの研究室の上司。やる気に満ち満ちているとは言えない態度でいつも「だらだらしたい」とぼやいている。その割には、ものすごい仕事量をこなし、面談の時間を相手にかかわらず十分にとっている。依頼のある仕事はほぼ引き受けるという中身と行動がかなり乖離した人物だ。この上司の態度は、実は私の仕事のスタイルとかなり似ている。  私も仕事の依頼は「洗脳系」でなければ引き受けることにしている。研究費もドンピシャな分野がないので、何となく回りくどいテーマで申請すると、採択され、余計な仕事が増えるという悪循環を何度も経験した。私も精悍...  12月に入ってから寒い。インフルエンザの季節、新型コロナウイルス第3波を抜きにして考えられたら、冬は大好きである。向かい風の中を歩いていると、変なやる気が出てくるのだ。  やる気といえばウチの研究室の上司。やる気に満ち満ちているとは言えない態度でいつも「だらだらしたい」とぼやいている。その割には、ものすごい仕事量をこなし、面談の時間を相手にかかわらず十分にとっている。依頼のある仕事はほぼ引き受けるという中身と行動がかなり乖離した人物だ。この上司の態度は、実は私の仕事のスタイルとかなり似ている。  私も仕事の依頼は「洗脳系」でなければ引き受けることにしている。研究費もドンピシャな分野がないので、何となく回りくどいテーマで申請すると、採択され、余計な仕事が増えるという悪循環を何度も経験した。私も精悍な

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