医薬経済オンライン

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睡眠剤混入で「詰んだ」小林化工

各方面で信頼失墜、迫る行政処分

2021年1月1日号

 昨年12月17日。東京・日本橋の貸会議室で、ひっそりと日本ジェネリック製薬協会の会合が開かれた。新型コロナ禍によってリモート参加が増え、会場入りした主要メンバーは、澤井光郎会長(沢井製薬会長)、角田礼昭副会長(共和薬品社長)、高田浩樹副会長(高田製薬社長)。そして、そのなかに小林化工の小林広幸社長の姿があった。  製造工程で睡眠剤が混入した小林化工の経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠50『MEEK』」をめぐる一連の騒動は、連日報じられた。処方された患者計364人のうち、172人(12月24日現在)に何らかの健康被害が生じ、自動車などの事故は22人、救急搬送・入院は35人に上る。不幸なことに2人が亡くなっている(このうち1人は主治医が因果関係は低いと判断)。  この前代未聞の不祥事について、GE薬協の会合で、小林社長は経緯を説明し、...  昨年12月17日。東京・日本橋の貸会議室で、ひっそりと日本ジェネリック製薬協会の会合が開かれた。新型コロナ禍によってリモート参加が増え、会場入りした主要メンバーは、澤井光郎会長(沢井製薬会長)、角田礼昭副会長(共和薬品社長)、高田浩樹副会長(高田製薬社長)。そして、そのなかに小林化工の小林広幸社長の姿があった。  製造工程で睡眠剤が混入した小林化工の経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠50『MEEK』」をめぐる一連の騒動は、連日報じられた。処方された患者計364人のうち、172人(12月24日現在)に何らかの健康被害が生じ、自動車などの事故は22人、救急搬送・入院は35人に上る。不幸なことに2人が亡くなっている(このうち1人は主治医が因果関係は低いと判断)。  この前代未聞の不祥事について、GE薬協の会合で、小林社長は経緯を説明し、謝

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