医薬経済オンライン

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もはや日本の「ランバクシー」小林化工

オリックスは今後どうするのか

2021年1月1日号

 後発品中堅メーカーの小林化工(福井県あわら市、小林広幸社長)が起こした経口抗真菌剤に誤混入した睡眠剤による健康被害の不祥事は、底なし沼の状況に陥っている。問題は年を跨ぎ、医薬品医療機器法に基づく行政処分が下されるが、もはやそれだけで終わるものではない。健康被害を受けた患者の損害賠償訴訟をはじめ、製造物責任法(PL法)違反にも問われるだろう。  大手後発品メーカー幹部は深いため息を漏らす。 「相次ぐ自主回収で後発品事業そのものを問題視されているなかで、超弩級の不祥事となってしまった。各企業は再点検を求められ、医師や薬剤師から『お宅は大丈夫か』と言い続けられるだろう」  後発品メーカー1社の社員による「凡ミス」では済まされない。長期の経済低迷によって日本社会が分断され、中国の台頭で歪んだ国威主義がもたげるなか...  後発品中堅メーカーの小林化工(福井県あわら市、小林広幸社長)が起こした経口抗真菌剤に誤混入した睡眠剤による健康被害の不祥事は、底なし沼の状況に陥っている。問題は年を跨ぎ、医薬品医療機器法に基づく行政処分が下されるが、もはやそれだけで終わるものではない。健康被害を受けた患者の損害賠償訴訟をはじめ、製造物責任法(PL法)違反にも問われるだろう。  大手後発品メーカー幹部は深いため息を漏らす。 「相次ぐ自主回収で後発品事業そのものを問題視されているなかで、超弩級の不祥事となってしまった。各企業は再点検を求められ、医師や薬剤師から『お宅は大丈夫か』と言い続けられるだろう」  後発品メーカー1社の社員による「凡ミス」では済まされない。長期の経済低迷によって日本社会が分断され、中国の台頭で歪んだ国威主義がもたげるなか、唯

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