今後5年も必要なし武田現経営体制
折り返し地点で蔓延する「閉塞感」と「未達感」
2021年1月1日号
2020年の世界と人々の営みを、まるで意志があるかのように翻弄し続けた新型コロナウイルス。古来より大疫は、王朝滅亡の引き金と言われてきた。多分に漏れず令和の日本でも、盤石の基盤を築いているかに思えた安倍晋三政権があっけなく瓦解し、続く菅義偉政権は誰の目にも「力不足」が明らかとなっている。ウイルスは、リーダーシップの優劣を容赦なく白日の下に晒し出すようである。
製薬業界も、例外でなさそうだ。英誌『エコノミスト』の表現を借りれば、トルコ系移民が創業した独ビオンテックと、ギリシャ人最高経営責任者(CEO)が率いる米多国籍企業ファイザーは大西洋を跨いで協力し、人類史上最短・最速というレコードとともに「有効」なワクチンを開発した。翻って仏ストラスブールの医師の家に生まれた武田薬品のCEOは、年20億円超という世界トップクラスの報酬を得ていながら...
2020年の世界と人々の営みを、まるで意志があるかのように翻弄し続けた新型コロナウイルス。古来より大疫は、王朝滅亡の引き金と言われてきた。多分に漏れず令和の日本でも、盤石の基盤を築いているかに思えた安倍晋三政権があっけなく瓦解し、続く菅義偉政権は誰の目にも「力不足」が明らかとなっている。ウイルスは、リーダーシップの優劣を容赦なく白日の下に晒し出すようである。
製薬業界も、例外でなさそうだ。英誌『エコノミスト』の表現を借りれば、トルコ系移民が創業した独ビオンテックと、ギリシャ人最高経営責任者(CEO)が率いる米多国籍企業ファイザーは大西洋を跨いで協力し、人類史上最短・最速というレコードとともに「有効」なワクチンを開発した。翻って仏ストラスブールの医師の家に生まれた武田薬品のCEOは、年20億円超という世界トップクラスの報酬を得ていながら、
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