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OBSERVER

大手新薬の影響度は限定的に

ゴールドマン・サックス証券投資調査部ヴァイス・プレジデント 植田晃然氏に聞く

2021年1月1日号

大手新薬の影響度は限定的に──21年4月の中間年改定は平均乖離率5%超の品目が対象となりました。菅義偉首相は就任当初から薬価引き下げに意欲を示していましたが、ほぼ全面改定です。アナリストから見て、この結果をどう見ていますか。植田 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の議論を追っていくと、厚生労働省が中間年改定の財政効果試算として、乖離率を平均の「1・0倍超」(8%超)、「2・0倍以上」(16%以上)などを示していた。また、診療側も2・0倍以上の品目を対象とした改定を提案していたことを考えると、平均乖離率で決まるかと思っていたので、想定以上に広かった。政府の薬価政策への厳しいスタンスを再認識する内容が第一印象だった。──やはり想定を超えましたか。植田 (中医協などの議論から)想定した範囲を超える対象品目になった。中医協での議論とは別のところで決着したことで... 大手新薬の影響度は限定的に──21年4月の中間年改定は平均乖離率5%超の品目が対象となりました。菅義偉首相は就任当初から薬価引き下げに意欲を示していましたが、ほぼ全面改定です。アナリストから見て、この結果をどう見ていますか。植田 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の議論を追っていくと、厚生労働省が中間年改定の財政効果試算として、乖離率を平均の「1・0倍超」(8%超)、「2・0倍以上」(16%以上)などを示していた。また、診療側も2・0倍以上の品目を対象とした改定を提案していたことを考えると、平均乖離率で決まるかと思っていたので、想定以上に広かった。政府の薬価政策への厳しいスタンスを再認識する内容が第一印象だった。──やはり想定を超えましたか。植田 (中医協などの議論から)想定した範囲を超える対象品目になった。中医協での議論とは別のところで決着したことで、

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