「虚像」を晒した菅首相の厳冬期
「ワクチン認可」が起死回生策
2021年1月15日号
新型コロナウイルスの「第3波」が菅義偉政権を揺さぶっている。「ぶれない」ことを信条としてきた菅首相だが、年始早々、経済重視で「不要」と言い切っていた緊急事態宣言を一転、出さねばならなくなった。昨年末には専門家の提言を無視して時期を逸した挙げ句、Go Toキャンペーンの一時停止に追い込まれた。後手後手に回る対策は内閣支持率を急落させており、永田町界隈では首相の早期退陣論さえ浮上し始めている。
1月7日夕。菅首相は政府の対策本部で東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象とする緊急事態宣言を発令した。8日から2月7日までの1ヵ月間。終了後、記者会見に臨んだ首相は「大変な危機感を持っている。もう一度制約のある生活をお願いせざるを得ない」と述べ、「1ヵ月後には必ず事態を改善させる」と訴えた。
ただ、首相は昨年12月25日の会...
新型コロナウイルスの「第3波」が菅義偉政権を揺さぶっている。「ぶれない」ことを信条としてきた菅首相だが、年始早々、経済重視で「不要」と言い切っていた緊急事態宣言を一転、出さねばならなくなった。昨年末には専門家の提言を無視して時期を逸した挙げ句、Go Toキャンペーンの一時停止に追い込まれた。後手後手に回る対策は内閣支持率を急落させており、永田町界隈では首相の早期退陣論さえ浮上し始めている。
1月7日夕。菅首相は政府の対策本部で東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象とする緊急事態宣言を発令した。8日から2月7日までの1ヵ月間。終了後、記者会見に臨んだ首相は「大変な危機感を持っている。もう一度制約のある生活をお願いせざるを得ない」と述べ、「1ヵ月後には必ず事態を改善させる」と訴えた。
ただ、首相は昨年12月25日の会見で
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