医薬経済オンライン

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誤混入問題で「危機感」薄いMeiji

揺らぐ信頼性保証、指針は軽いのか

2021年1月15日号

 人に限らず企業にも、「ツイていないなぁ」と思わせる場面にしばし出くわすことがある。慎重に物事を進めているように見えても、なぜか、地雷を踏んでしまうケースである。経口抗真菌薬「イトラコナゾール」の製造委託先の小林化工が引き起こした問題で、企業ブランドが傷付いたMeijiSeikaファルマも、小林化工の親会社のオリックスと並んで、表層的にはそのひとつに数えられよう。  昨夏には、米ムンディファーマとの間で一応、「棲み分け」ていたはずのポビドンヨードをめぐり、大阪府の吉村洋文知事の軽率な“イソジン発言”に伴い、「明治うがい薬」が大規模な欠品騒動に巻き込まれたという記憶も新しい。確かに、ツイていない。  今回のイトラコナゾールに関しては、製造工程で睡眠導入剤が混入した同錠の製造ロットについて、MeijiSeikaファルマが事態の発...  人に限らず企業にも、「ツイていないなぁ」と思わせる場面にしばし出くわすことがある。慎重に物事を進めているように見えても、なぜか、地雷を踏んでしまうケースである。経口抗真菌薬「イトラコナゾール」の製造委託先の小林化工が引き起こした問題で、企業ブランドが傷付いたMeijiSeikaファルマも、小林化工の親会社のオリックスと並んで、表層的にはそのひとつに数えられよう。  昨夏には、米ムンディファーマとの間で一応、「棲み分け」ていたはずのポビドンヨードをめぐり、大阪府の吉村洋文知事の軽率な“イソジン発言”に伴い、「明治うがい薬」が大規模な欠品騒動に巻き込まれたという記憶も新しい。確かに、ツイていない。  今回のイトラコナゾールに関しては、製造工程で睡眠導入剤が混入した同錠の製造ロットについて、MeijiSeikaファルマが事態の発覚

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