現金問屋取引をめぐる「詐欺裁判」
大手卸メディセオと元薬局経営者が法廷闘争
㈱薬新 井高恭彦
2021年1月15日号
東京地方裁判所
大手医薬品卸メディセオが関東近県在住の元薬局経営者を「詐欺」で提訴、一方の元薬局経営者は「無罪」を主張し、裁判になっている。
係争の原因は10年近く前の取引だが、裁判の過程でいわゆる現金問屋の存在やメーカー、卸間取引に与えるアローアンスの影響など、医療用医薬品取引特有の領域にまでスポットが当たっている。
メディセオは元薬局経営者が契約に違反して同社が納入した医療用医薬品を現金問屋に転売していたほか、処方元が増えていると偽って発注量を増やし続けたため不良債権が大きく膨らんだと主張、元薬局経営者を「詐欺だ」と訴えている。一方、被告人の元薬局経営者は当時の担当営業マン(MS)や支店長は現金問屋への転売に半ば気付きながら取引に応じていたとの認識で「詐欺には当たらない」と主張している。
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東京地方裁判所
大手医薬品卸メディセオが関東近県在住の元薬局経営者を「詐欺」で提訴、一方の元薬局経営者は「無罪」を主張し、裁判になっている。
係争の原因は10年近く前の取引だが、裁判の過程でいわゆる現金問屋の存在やメーカー、卸間取引に与えるアローアンスの影響など、医療用医薬品取引特有の領域にまでスポットが当たっている。
メディセオは元薬局経営者が契約に違反して同社が納入した医療用医薬品を現金問屋に転売していたほか、処方元が増えていると偽って発注量を増やし続けたため不良債権が大きく膨らんだと主張、元薬局経営者を「詐欺だ」と訴えている。一方、被告人の元薬局経営者は当時の担当営業マン(MS)や支店長は現金問屋への転売に半ば気付きながら取引に応じていたとの認識で「詐欺には当たらない」と主張している。
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