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眺望 医薬街道

後発組でも必要な「国産ワクチン」

近藤正觀

2021年1月15日号

 新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の第3波が到来し、猛威を振るっている。20年12月31日に新規陽性者が1000人を超えた東京都は、1週間後の1月7日に2000人を突破。翌8日、菅義偉政権は緊急事態宣言を出した。振り返れば、小池百合子都知事は「静かなお正月を」と喧伝していたが、まったく響かなかった。日本の現行法では「ロックダウン」はできない。早くインフルエンザ特別措置法改正案を成立させるべきだった。18日に召集予定の通常国会への法案提出は遅過ぎた。 封じ込めには「ワクチンと治療薬」が決め手となる。最近のワクチン製造は従来にない新たな製造方法で行われ、開発スピードは従来より数倍早くなった。WHO(世界保健機関)によると20年12月22日現在、臨床試験段階のCOVID―19ワクチンは61種類あり、前臨床段階は172種類あるという。 ワクチン開発競争の先頭は米ファイザー・独ビオンテ...  新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の第3波が到来し、猛威を振るっている。20年12月31日に新規陽性者が1000人を超えた東京都は、1週間後の1月7日に2000人を突破。翌8日、菅義偉政権は緊急事態宣言を出した。振り返れば、小池百合子都知事は「静かなお正月を」と喧伝していたが、まったく響かなかった。日本の現行法では「ロックダウン」はできない。早くインフルエンザ特別措置法改正案を成立させるべきだった。18日に召集予定の通常国会への法案提出は遅過ぎた。 封じ込めには「ワクチンと治療薬」が決め手となる。最近のワクチン製造は従来にない新たな製造方法で行われ、開発スピードは従来より数倍早くなった。WHO(世界保健機関)によると20年12月22日現在、臨床試験段階のCOVID―19ワクチンは61種類あり、前臨床段階は172種類あるという。 ワクチン開発競争の先頭は米ファイザー・独ビオンテッ

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