技術革新と製薬企業の明日
注目すべきバイオ10大潮流 コロナ禍も期待の新薬が次々登場
第124回
宮田総研代表取締役 宮田満
2021年1月15日号
新型コロナウイルスのパンデミックで、20年は暗い1年だった。一方で、米国での新薬認可が過去25年間で最多の59品目に上った「上げ潮」の年でもあった。もし、年末に米国食品医薬品局(FDA)がsiRNAのブロック・バスター「レクビオ」(スイス・ノバルティス)を認可していれば60品目という未曽有の好記録となったはずだ。バイオ、AI、DTxなどのイノベーションにより新薬の誕生は加速される。新型コロナの混乱のなかにも、未来の芽生えが誕生しているのだ。その未来を拓く今年注目すべきバイオ・ヘルスケアの10大潮流をお示しする。
①核酸医薬の離陸
20年末で全世界では14もの核酸医薬製剤が上市された。今年も核酸医薬が新薬開発の大きなエンジンとなる。20年12月11日、欧州医薬品庁(EMA)がレクビオを認可した。PCSK9に対するsiRNAで皮下注射で年2回投与する...
新型コロナウイルスのパンデミックで、20年は暗い1年だった。一方で、米国での新薬認可が過去25年間で最多の59品目に上った「上げ潮」の年でもあった。もし、年末に米国食品医薬品局(FDA)がsiRNAのブロック・バスター「レクビオ」(スイス・ノバルティス)を認可していれば60品目という未曽有の好記録となったはずだ。バイオ、AI、DTxなどのイノベーションにより新薬の誕生は加速される。新型コロナの混乱のなかにも、未来の芽生えが誕生しているのだ。その未来を拓く今年注目すべきバイオ・ヘルスケアの10大潮流をお示しする。
①核酸医薬の離陸
20年末で全世界では14もの核酸医薬製剤が上市された。今年も核酸医薬が新薬開発の大きなエンジンとなる。20年12月11日、欧州医薬品庁(EMA)がレクビオを認可した。PCSK9に対するsiRNAで皮下注射で年2回投与するだけ
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