鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
労働者や若者の未来を守れ。「グレートバリントン宣言」に注目を
第126回
鳥集徹
2021年1月15日号
「グレートバリントン宣言」をご存知だろうか。恥ずかしながら筆者は、年明けにツイッターの投稿を読んで初めて知った。
この宣言は20年10月4日に、感染症疫学や公衆衛生政策の専門家であるハーバード大学のマーティン・クールドルフ教授、オックスフォード大学のスネトラ・グプタ教授、スタンフォード大学のジェイ・バタチャリャ教授によって起草された。サイトには日本語版もあり、賛同した人は署名することもできる。
彼らはロックダウン政策が短期的・長期的に公衆衛生に破壊的影響を与えると警告する。ごく一部の例を挙げれば、子どもの予防接種率の低下、心疾患アウトカムの悪化、がん検診の減少、精神衛生の悪化などにより、何年にもわたって超過死亡率が上昇し、労働者階級者や若者たちに最も重い負担がかかることになるというのだ。
一方で、新型コ...
「グレートバリントン宣言」をご存知だろうか。恥ずかしながら筆者は、年明けにツイッターの投稿を読んで初めて知った。
この宣言は20年10月4日に、感染症疫学や公衆衛生政策の専門家であるハーバード大学のマーティン・クールドルフ教授、オックスフォード大学のスネトラ・グプタ教授、スタンフォード大学のジェイ・バタチャリャ教授によって起草された。サイトには日本語版もあり、賛同した人は署名することもできる。
彼らはロックダウン政策が短期的・長期的に公衆衛生に破壊的影響を与えると警告する。ごく一部の例を挙げれば、子どもの予防接種率の低下、心疾患アウトカムの悪化、がん検診の減少、精神衛生の悪化などにより、何年にもわたって超過死亡率が上昇し、労働者階級者や若者たちに最も重い負担がかかることになるというのだ。
一方で、新型コロナ
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