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2021年2月1日号

挫折続きのアルツハイマー病薬研究に「光明」  増加するアルツハイマー型認知症患者数とは対照的に、製薬企業が多大な時間と資金を費やして開発を継続しているなか、いまだ有力な新薬は上市されていない。現在、米バイオジェンとエーザイが申請中の「アデュカヌマブ」は3月に米国食品医薬品局(FDA)が最終判断を下す予定だが、20年11月の諮問委員会で委員が承認に難色を示している。  このような厳しい状況下でも患者にとって明るいニュースが発表された。米イーライリリーの新薬が治験で研究者から高い評価を受けていることが明らかになった。  リリーが報告したのは抗体医薬「ドナネマブ」の最新データで、投与開始から早い時期に疾患の進行を遅らせる高い効果が期待できるという。初期症候性アルツハイマー病を対象にした第Ⅱ相試験では、プラセボと比較して... 挫折続きのアルツハイマー病薬研究に「光明」  増加するアルツハイマー型認知症患者数とは対照的に、製薬企業が多大な時間と資金を費やして開発を継続しているなか、いまだ有力な新薬は上市されていない。現在、米バイオジェンとエーザイが申請中の「アデュカヌマブ」は3月に米国食品医薬品局(FDA)が最終判断を下す予定だが、20年11月の諮問委員会で委員が承認に難色を示している。  このような厳しい状況下でも患者にとって明るいニュースが発表された。米イーライリリーの新薬が治験で研究者から高い評価を受けていることが明らかになった。  リリーが報告したのは抗体医薬「ドナネマブ」の最新データで、投与開始から早い時期に疾患の進行を遅らせる高い効果が期待できるという。初期症候性アルツハイマー病を対象にした第Ⅱ相試験では、プラセボと比較してドナ

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