医薬経済オンライン

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製薬企業の次世代経営戦略

ソーシャルコミュニケーションが必要な意味

SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第5回 

熊田梨恵

2021年2月1日号

【前回まで】製薬企業がCSV(Creating Shared Value=共有価値の創造)経営を実現するため、組織の体質をESG(環境・社会・ガバナンス)にし、SDGs(持続可能な開発目標)を実践していくことの重要性と時代背景を伝えてきた。改めて、その過程でソーシャルコミュニケーションがどのような役割を果たすか、なぜ必要なのかを解説する。  CSV経営、SDGsを実践するには、概ね40歳以下を指す「ミレニアル世代」「Z世代」の意識が欠かせない。子どもの頃からデジタル環境がそばにあり、00年前半の就職氷河期以降のシビアな社会を10歳代で目の当たりにしているため柔軟で冷静だ。彼・彼女らには資本主義が掲げる「シェアナンバーワン」などといった謳い文句は響かない。  地球や社会の課題に敏感で、モノの所有や消費より“つながり”など共有の意識を重要視する。人や社会、環境に配慮した消... 【前回まで】製薬企業がCSV(Creating Shared Value=共有価値の創造)経営を実現するため、組織の体質をESG(環境・社会・ガバナンス)にし、SDGs(持続可能な開発目標)を実践していくことの重要性と時代背景を伝えてきた。改めて、その過程でソーシャルコミュニケーションがどのような役割を果たすか、なぜ必要なのかを解説する。  CSV経営、SDGsを実践するには、概ね40歳以下を指す「ミレニアル世代」「Z世代」の意識が欠かせない。子どもの頃からデジタル環境がそばにあり、00年前半の就職氷河期以降のシビアな社会を10歳代で目の当たりにしているため柔軟で冷静だ。彼・彼女らには資本主義が掲げる「シェアナンバーワン」などといった謳い文句は響かない。  地球や社会の課題に敏感で、モノの所有や消費より“つながり”など共有の意識を重要視する。人や社会、環境に配慮した消費行

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