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薬価問題を厚労省に任せておいていいのか

2021年2月1日号

 4月実施の薬価の中間年改定は、新型コロナウイルス感染症の爆発という異常事態の下で行われる。この改定について、業界代表が中央社会保険医療協議会の場で恒例となっている意見陳述を行った。だが、業界側は「新型コロナ」による影響について客観的・定量的なデータを示すことなく、医療関係者や医療機関をはじめ、医薬品関係企業やその従業員も大変な苦労を余儀なくさせられていると、心情に訴える主観的な意見を述べるにとどまった。  確かに中医協での議論は、最初から実施を前提としたもので関心事は対象範囲にあった。  最近の医療費抑制財源の70%以上は、薬価基準の引き下げによって賄われている。また、皆保険制度の堅持と、同時にイノベーション促進のバランスに配慮することの重要性を訴え、中間年の薬価改定にあたっては、より慎重に範囲を限定したものであるべ...  4月実施の薬価の中間年改定は、新型コロナウイルス感染症の爆発という異常事態の下で行われる。この改定について、業界代表が中央社会保険医療協議会の場で恒例となっている意見陳述を行った。だが、業界側は「新型コロナ」による影響について客観的・定量的なデータを示すことなく、医療関係者や医療機関をはじめ、医薬品関係企業やその従業員も大変な苦労を余儀なくさせられていると、心情に訴える主観的な意見を述べるにとどまった。  確かに中医協での議論は、最初から実施を前提としたもので関心事は対象範囲にあった。  最近の医療費抑制財源の70%以上は、薬価基準の引き下げによって賄われている。また、皆保険制度の堅持と、同時にイノベーション促進のバランスに配慮することの重要性を訴え、中間年の薬価改定にあたっては、より慎重に範囲を限定したものであるべき

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