激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
持田製薬 重点領域にリソース集中
経営戦略の成果は今後に期待
2021年2月1日号
現在は近所に一時移転
製薬業界で創業家が経営トップに君臨する上場企業は限られてきた。同族企業のトップは在任期間が長い。他業界を眺めてもこれがプラスとなる傾向にある。長期の視点で経営戦略を構築できるためだ。持田製薬は現社長がトップに就任して23年目を迎えた。長期政権は生かされているだろうか。
足元の収益は低調だ。売上高ピークは18年度の1096億円、営業利益ピークは15年度の121憶円だった。ピーク時との比較で19年度の売上高は▲7.2%、営業利益は▲27.5%になる。収益は縮小、とくに収益性が落ち込んでいる。長期収載品に厳しい薬価改定が減収の主因だ。
ちなみに15年度と19年度の売上高上位5製品の売上高と前年度比増減を見ると、15年度は高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療薬「エパデール」256億円(前年度比▲11.4%)、子宮内膜...
現在は近所に一時移転
製薬業界で創業家が経営トップに君臨する上場企業は限られてきた。同族企業のトップは在任期間が長い。他業界を眺めてもこれがプラスとなる傾向にある。長期の視点で経営戦略を構築できるためだ。持田製薬は現社長がトップに就任して23年目を迎えた。長期政権は生かされているだろうか。
足元の収益は低調だ。売上高ピークは18年度の1096億円、営業利益ピークは15年度の121憶円だった。ピーク時との比較で19年度の売上高は▲7.2%、営業利益は▲27.5%になる。収益は縮小、とくに収益性が落ち込んでいる。長期収載品に厳しい薬価改定が減収の主因だ。
ちなみに15年度と19年度の売上高上位5製品の売上高と前年度比増減を見ると、15年度は高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療薬「エパデール」256億円(前年度比▲11.4%)、子宮内膜症
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