ワクチン混乱で危うき菅政権
乾坤一擲の浮揚策も台無しの公算大
2021年2月15日号
医療関係団体から話を聞いて参考にしたのか
緊急事態宣言が3月7日まで延期されたが、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者は2月10日時点で491人と、1月7日の2447人から5分の1程度まで減少した。だが、政府首脳、小池百合子都知事から緊急事態宣言の解除前倒しを求める声はない。世論もそれには慎重だ。
「ワクチンが局面を変える」
菅義偉首相は周囲にこう語り続けてきた。そのワクチンも米ファイザーと独ビオンテックの「コミナティ筋注」が2月12日の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を通過し、14日に正式承認された。管首相はこれを契機に反転攻勢に出る構えだったが、自民党内の士気は一向に上がらない。
「舌禍に加え、自身の長男の接待報道で、政権は青息吐息の状態にある。いやぁ、5ヵ月前には想像できなかった」(自民...
医療関係団体から話を聞いて参考にしたのか
緊急事態宣言が3月7日まで延期されたが、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者は2月10日時点で491人と、1月7日の2447人から5分の1程度まで減少した。だが、政府首脳、小池百合子都知事から緊急事態宣言の解除前倒しを求める声はない。世論もそれには慎重だ。
「ワクチンが局面を変える」
菅義偉首相は周囲にこう語り続けてきた。そのワクチンも米ファイザーと独ビオンテックの「コミナティ筋注」が2月12日の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を通過し、14日に正式承認された。管首相はこれを契機に反転攻勢に出る構えだったが、自民党内の士気は一向に上がらない。
「舌禍に加え、自身の長男の接待報道で、政権は青息吐息の状態にある。いやぁ、5ヵ月前には想像できなかった」(自民党厚
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