医薬経済オンライン

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「ヒルドイド」対「ヒルマイルド」勃発

商標権争い、医療用薬とOTC薬は混同されるのか

2021年2月15日号

マルホとの関係までは治せない 「健栄製薬の『ヒルマイルド』は、マルホの『ヒルドイド』が築いてきた信頼にタダ乗りをしている」  何とも穏やかではない。医療用保湿剤”本家”のマルホが健栄製薬にOTC保湿剤「ヒルマイルド」の販売差し止めを求めた。これに対し、健栄は「不当だ」「法律に則って闘って参る覚悟」との見解を示し、徹底抗戦の構えだ。  新型コロナウイルス禍で爆買い中国人の消えたドラッグストアでは、OTC薬の売り上げは軒並み落ち込んだ。そんななか、好調なのが感染症予防のための「消毒剤」、そして消毒剤で荒れた手を保護する「保湿剤」だ。  20年12月度の市場調査によると、保湿剤を含む皮膚用薬の店舗販売額は、低調の総合感冒薬を超えて約90億円に到達。とりわけ「手荒れへの保湿」を打ち出した製品は、前年同月比で1.7倍... マルホとの関係までは治せない 「健栄製薬の『ヒルマイルド』は、マルホの『ヒルドイド』が築いてきた信頼にタダ乗りをしている」  何とも穏やかではない。医療用保湿剤”本家”のマルホが健栄製薬にOTC保湿剤「ヒルマイルド」の販売差し止めを求めた。これに対し、健栄は「不当だ」「法律に則って闘って参る覚悟」との見解を示し、徹底抗戦の構えだ。  新型コロナウイルス禍で爆買い中国人の消えたドラッグストアでは、OTC薬の売り上げは軒並み落ち込んだ。そんななか、好調なのが感染症予防のための「消毒剤」、そして消毒剤で荒れた手を保護する「保湿剤」だ。  20年12月度の市場調査によると、保湿剤を含む皮膚用薬の店舗販売額は、低調の総合感冒薬を超えて約90億円に到達。とりわけ「手荒れへの保湿」を打ち出した製品は、前年同月比で1.7倍に

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