医薬経済オンライン

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大化けもあるベンチャーに投資した三谷産業

免疫寛容の再生医療に挑むJUNTEN BIO

2021年2月15日号

 中堅商社の「三谷産業」(東証一部)が年末に順天堂大学発のバイオベンチャー「JUNTEN BIO」に出資した、と発表した。  JUNTEN BIOは、順天堂大学の奥村康特任教授と内田浩一郎准教授を中心にした研究グループが発見した「誘導型抑制性T細胞」(JB―101)の研究開発を行っているバイオベンチャーである。研究の中身は肝移植後、生涯にわたって必要な免疫抑制剤に代わり、「免疫寛容」を可能にする画期的な再生医療で、20年度の厚生労働省の先駆け審査に唯一指定されている。  奥村特任教授と内田准教授が役員に名を連ねるJUNTEN BIOは順大とともに昨年9月から東京女子医科大学、広島大学、長崎大学で医師主導の治験を始めたばかり。治験は日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けているとはいえ、スタートアップ時代のベンチャーにとっては資金がいくらあっても足りないの...  中堅商社の「三谷産業」(東証一部)が年末に順天堂大学発のバイオベンチャー「JUNTEN BIO」に出資した、と発表した。  JUNTEN BIOは、順天堂大学の奥村康特任教授と内田浩一郎准教授を中心にした研究グループが発見した「誘導型抑制性T細胞」(JB―101)の研究開発を行っているバイオベンチャーである。研究の中身は肝移植後、生涯にわたって必要な免疫抑制剤に代わり、「免疫寛容」を可能にする画期的な再生医療で、20年度の厚生労働省の先駆け審査に唯一指定されている。  奥村特任教授と内田准教授が役員に名を連ねるJUNTEN BIOは順大とともに昨年9月から東京女子医科大学、広島大学、長崎大学で医師主導の治験を始めたばかり。治験は日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けているとはいえ、スタートアップ時代のベンチャーにとっては資金がいくらあっても足りないのが実

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