医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

ゼリア新薬  医療用とヘルスケアを二本柱に

国際化戦略進展で堅調持続

2021年2月15日号

 ゼリア新薬の現在の経営戦略は3点に集約される。  第1は医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの2事業によるバランス経営で事業強化を進める戦略だ。19年度売上高は医療用薬が52.7%、コンシューマーヘルスケアが47.3%と拮抗。相互に補完する体制を構築している。  第2は得意分野に研究開発から販売まで集中的に経営資源を投入すること。選択と集中は中堅製薬の共通戦略だが、他社に例がないほど徹底している。医療用薬は消化器系に、コンシューマーヘルスはセルフメディケーションに貢献する製品の強化に注力している。  医療用薬の19年度の製品別売上高構成比が消化器系への集中を示している。トップ製品で49.0%を占めるのが潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」、次いで炎症性腸疾患治療薬「エントコート」の15.6%、機能性ディスペプシア治...  ゼリア新薬の現在の経営戦略は3点に集約される。  第1は医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの2事業によるバランス経営で事業強化を進める戦略だ。19年度売上高は医療用薬が52.7%、コンシューマーヘルスケアが47.3%と拮抗。相互に補完する体制を構築している。  第2は得意分野に研究開発から販売まで集中的に経営資源を投入すること。選択と集中は中堅製薬の共通戦略だが、他社に例がないほど徹底している。医療用薬は消化器系に、コンシューマーヘルスはセルフメディケーションに貢献する製品の強化に注力している。  医療用薬の19年度の製品別売上高構成比が消化器系への集中を示している。トップ製品で49.0%を占めるのが潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」、次いで炎症性腸疾患治療薬「エントコート」の15.6%、機能性ディスペプシア治療剤

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