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変革期迎えた中国医薬品業界

20年版リスト収載の注目点

第46回 異例の速さで見直し、毎年改定の方針が影響

シード・プランニング 沈友敏

2021年2月15日号

 国家医療保障局(NHSA)は20年12月28日、20年版「国家基本医療保険・労災保険・生育保険医薬品リスト」(通称=医療保険医薬品リスト)を公表した。3月1日から施行される。前回の19年版の改定からわずか1年4ヵ月という異例の速さで改定が行われた。これは、「原則、毎年改定」という方針を踏まえたものだろうか。  今回は新たな医療保険医薬品リストの概要や、価格交渉を経て新規収載となった日本企業の製品を紹介したい。  20年版リストの収載総品目数は2800製品で、19年版より157製品増加した。その内訳は、化学医薬品1426製品、漢方製剤1374製品で、化学医薬品のほうがやや多い(図)。うち、価格交渉を通じ収載されたのは221製品で、期限は最長で「22年12月末まで」と規定されている。期限切れに伴い価格交渉をし、政府と企業が合意すれば再び収載となる。 ...  国家医療保障局(NHSA)は20年12月28日、20年版「国家基本医療保険・労災保険・生育保険医薬品リスト」(通称=医療保険医薬品リスト)を公表した。3月1日から施行される。前回の19年版の改定からわずか1年4ヵ月という異例の速さで改定が行われた。これは、「原則、毎年改定」という方針を踏まえたものだろうか。  今回は新たな医療保険医薬品リストの概要や、価格交渉を経て新規収載となった日本企業の製品を紹介したい。  20年版リストの収載総品目数は2800製品で、19年版より157製品増加した。その内訳は、化学医薬品1426製品、漢方製剤1374製品で、化学医薬品のほうがやや多い(図)。うち、価格交渉を通じ収載されたのは221製品で、期限は最長で「22年12月末まで」と規定されている。期限切れに伴い価格交渉をし、政府と企業が合意すれば再び収載となる。

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