医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

20年の製薬トップ10と大手の変化

第167回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2021年2月15日号

 製薬大手各社の決算発表に基づき、20年の世界トップ10メーカーをまとめると表1のようになった。ファイザーは19年、20年とも分離したエスタブリッシュ製品のアップジョンを除外した数字だけ公表している。19年はロシュが世界一だったが、20年は「アバスチン」「リツキサン」「ハーセプチン」がバイオシミラーによる急減で合わせて▲59億ドルとなり、ほかの成長製品でカバーできなかった。ロシュの前期比は▲8.3%だがスイスフラン高が影響しており、実伸び率では▲2%としている。なお、欧州の会計基準IFRSでは売上高にロイヤリティなどが含まれないため、欧州のメーカーはいずれもそれを加えた数字で、医薬専業のノバルティスは決算の売上高より大きい。  大型買収があったメーカーではアラガンを5月8日付で買収したアッヴィが443億ドルで4位となり、日本でもトップ製品となってい...  製薬大手各社の決算発表に基づき、20年の世界トップ10メーカーをまとめると表1のようになった。ファイザーは19年、20年とも分離したエスタブリッシュ製品のアップジョンを除外した数字だけ公表している。19年はロシュが世界一だったが、20年は「アバスチン」「リツキサン」「ハーセプチン」がバイオシミラーによる急減で合わせて▲59億ドルとなり、ほかの成長製品でカバーできなかった。ロシュの前期比は▲8.3%だがスイスフラン高が影響しており、実伸び率では▲2%としている。なお、欧州の会計基準IFRSでは売上高にロイヤリティなどが含まれないため、欧州のメーカーはいずれもそれを加えた数字で、医薬専業のノバルティスは決算の売上高より大きい。  大型買収があったメーカーではアラガンを5月8日付で買収したアッヴィが443億ドルで4位となり、日本でもトップ製品となっている「

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