医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

話題の焦点

「日本でも寄付文化は根付くか」

2021年2月15日号

 日本では寄付文化は根付かないと言われている。実際、米国の16年の寄付総額は30兆円を超え、日本は8000億円に満たない。日本には寄付という言葉がないのではと皮肉られる。 だがそんな日本にも近年寄付文化の何たるかを少しは語れそうなムードが芽生えてきた。「寄付白書2017」(創刊10年)によると、東日本大震災(16年)では69%もの人が寄付をし、寄付市場の規模がざっと5割増え、決して一時的な行為・好意に終わっていない。 医療現場でも、とくに小児科領域において昨今、寄付を呼びかけるケースが増えているがいずれも目標額を上回る心強さ。 例えば神奈川県立こどもセンターではNICUのリニューアルのため、名古屋大学附属病院では重症子ども用ドクターカーの購入など。 小児科対象が目立つが、次世代を担う小児と寄付行為との親和性がとくに高いからだと分析されている。寄付行為は、する側...  日本では寄付文化は根付かないと言われている。実際、米国の16年の寄付総額は30兆円を超え、日本は8000億円に満たない。日本には寄付という言葉がないのではと皮肉られる。 だがそんな日本にも近年寄付文化の何たるかを少しは語れそうなムードが芽生えてきた。「寄付白書2017」(創刊10年)によると、東日本大震災(16年)では69%もの人が寄付をし、寄付市場の規模がざっと5割増え、決して一時的な行為・好意に終わっていない。 医療現場でも、とくに小児科領域において昨今、寄付を呼びかけるケースが増えているがいずれも目標額を上回る心強さ。 例えば神奈川県立こどもセンターではNICUのリニューアルのため、名古屋大学附属病院では重症子ども用ドクターカーの購入など。 小児科対象が目立つが、次世代を担う小児と寄付行為との親和性がとくに高いからだと分析されている。寄付行為は、する側も

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence