医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

科研製薬 課題は収益の右肩下がり脱却

戦略の軸は成長基盤構築

2021年3月1日号

今後の巻き返しに期待  科研製薬の収益のピークは15年度で売上高は1097億円、営業利益は351億円だった。売上高は19年度まで右肩下がりの推移が続いている。19年度の売上高は892億円で4年連続の減収となった。ピーク比で▲187%だ。営業利益は18年度まで3年連続の減益となった。19年度は19年度の営業利益は265億円、78%の増益だったものの、研究開発費が▲375%と大幅に縮小したため、実態としては減益基調が続いていると言っていい。  しかも収益はボトムを付けたわけではない。20年度は前年度比で売上高を▲135%の772億円、営業利益を▲317%の181億円と予想している。薬価改定の影響、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う受診抑制の影響が修正の理由だ。15年度のピークに比べると、5年間で売上高は▲296%、営業利益は▲485%になる。5年間の売上高の落ち込みは中堅製薬企業では... 今後の巻き返しに期待  科研製薬の収益のピークは15年度で売上高は1097億円、営業利益は351億円だった。売上高は19年度まで右肩下がりの推移が続いている。19年度の売上高は892億円で4年連続の減収となった。ピーク比で▲187%だ。営業利益は18年度まで3年連続の減益となった。19年度は19年度の営業利益は265億円、78%の増益だったものの、研究開発費が▲375%と大幅に縮小したため、実態としては減益基調が続いていると言っていい。  しかも収益はボトムを付けたわけではない。20年度は前年度比で売上高を▲135%の772億円、営業利益を▲317%の181億円と予想している。薬価改定の影響、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う受診抑制の影響が修正の理由だ。15年度のピークに比べると、5年間で売上高は▲296%、営業利益は▲485%になる。5年間の売上高の落ち込みは中堅製薬企業では最

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