話題の焦点
『女でいいわ』歴史的大転換
2021年3月1日号
「これまで生理でどれほど多くの時間的体力的精神的損失を被ってきたか」。エッセイストの小島慶子女史が、毎月の定期訪問者がいかに煩わしく厄介であったかを酷評していた。女性はまた死ぬほど苦しむお産も体験する。自分は男でよかったとつくづく思う。 生まれ変わるとしたら男がいいか女がいいかなど50年以上もアンケートし続けている「日本人の国民調査」があるが、男性は9割近くが一貫して男志願。女性は当初男志願が圧倒的に多かったが、最新調査では7割が女のままでいいと大逆転。似た質問で、「楽しみが多いのはどっちか」で女性は62%が女のほうと答えた。 こうした女性の気持ちの変化に心の底から安心した。ただ、世界各国の男女格差を毎年発表している「世界経済フォーラム」では、日本は153ヵ国中121位(19年)と圧倒的な男尊女卑国家と見られている。確かに世界を見渡せば女性の活躍が随所...
「これまで生理でどれほど多くの時間的体力的精神的損失を被ってきたか」。エッセイストの小島慶子女史が、毎月の定期訪問者がいかに煩わしく厄介であったかを酷評していた。女性はまた死ぬほど苦しむお産も体験する。自分は男でよかったとつくづく思う。 生まれ変わるとしたら男がいいか女がいいかなど50年以上もアンケートし続けている「日本人の国民調査」があるが、男性は9割近くが一貫して男志願。女性は当初男志願が圧倒的に多かったが、最新調査では7割が女のままでいいと大逆転。似た質問で、「楽しみが多いのはどっちか」で女性は62%が女のほうと答えた。 こうした女性の気持ちの変化に心の底から安心した。ただ、世界各国の男女格差を毎年発表している「世界経済フォーラム」では、日本は153ヵ国中121位(19年)と圧倒的な男尊女卑国家と見られている。確かに世界を見渡せば女性の活躍が随所に
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