医薬経済オンライン

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日本提案の「特許権プール」は非現実的

世界の主流は共同購入で提供

2021年3月15日号

「新型コロナワクチンを打つべきかどうか」  ようやく日本でもワクチンの接種が始まり、そのような話がよく聞かれるようになった。日本政府としては接種を推奨し、全国民のワクチンも用意するが、打つかどうかは本人の自由に任せるという。医療従事者や高齢者が優先されるとはいえ、金持ちも貧乏人も接種の機会を得られる公平な仕組みで、国家レベルでワクチン争奪戦が繰り広げられている状況からすると実に恵まれた環境にある。  世界で全国民分のワクチンを確保できそうな国は欧米諸国のほかロシア、中国といった大国が中心。日本は新型コロナが流行するとすぐにファイザーやアストラゼネカといった大手製薬企業と交渉し、大枚をはたいて全国民のワクチンを供給してもらう契約を取り付けた。つまりカネにものを言わせて確保したわけだが、これは世界的に言えば... 「新型コロナワクチンを打つべきかどうか」  ようやく日本でもワクチンの接種が始まり、そのような話がよく聞かれるようになった。日本政府としては接種を推奨し、全国民のワクチンも用意するが、打つかどうかは本人の自由に任せるという。医療従事者や高齢者が優先されるとはいえ、金持ちも貧乏人も接種の機会を得られる公平な仕組みで、国家レベルでワクチン争奪戦が繰り広げられている状況からすると実に恵まれた環境にある。  世界で全国民分のワクチンを確保できそうな国は欧米諸国のほかロシア、中国といった大国が中心。日本は新型コロナが流行するとすぐにファイザーやアストラゼネカといった大手製薬企業と交渉し、大枚をはたいて全国民のワクチンを供給してもらう契約を取り付けた。つまりカネにものを言わせて確保したわけだが、これは世界的に言えば金

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