医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

あすか製薬  先発品回帰で収益性回復めざす

後発品シフトが招いた収益悪化

2021年3月15日号

 あすか製薬は20年6月に創立100周年を迎えた。そして20年度は、16年度からの5年間の中期経営計画「ASUKAPLAN2020」(PLAN20)の最終年度である。20年度の収益目標は売上高700億円(15年度比62%増)、営業利益率10.0%(15年度3.7%)だったが、その後の環境激変を踏まえて修正、20年度第3四半期累計決算実績を踏まえた直近の最終予想では、売上高を540億円、営業利益率を5.2%と見込んでいる。15年度比で売上高は11.3%増、営業利益率は1.5ポイントの上昇になる。16年3月の計画策定時の目標にはまるで届かないが、収益性の改善や、100周年を過去最高の売上高で迎えた事実は評価されていい。  また、内容についても掲げた経営課題を着実に進めた。計画では得意領域の内科、産婦人科、泌尿器科の重点3領域に特化した存在感のある「スペシャリティファーマ」をめざし...  あすか製薬は20年6月に創立100周年を迎えた。そして20年度は、16年度からの5年間の中期経営計画「ASUKAPLAN2020」(PLAN20)の最終年度である。20年度の収益目標は売上高700億円(15年度比62%増)、営業利益率10.0%(15年度3.7%)だったが、その後の環境激変を踏まえて修正、20年度第3四半期累計決算実績を踏まえた直近の最終予想では、売上高を540億円、営業利益率を5.2%と見込んでいる。15年度比で売上高は11.3%増、営業利益率は1.5ポイントの上昇になる。16年3月の計画策定時の目標にはまるで届かないが、収益性の改善や、100周年を過去最高の売上高で迎えた事実は評価されていい。  また、内容についても掲げた経営課題を着実に進めた。計画では得意領域の内科、産婦人科、泌尿器科の重点3領域に特化した存在感のある「スペシャリティファーマ」をめざし、こ

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