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間違いだらけのHTA

ゾルゲンスマ、英NICE推奨の仮決定

第69回

横浜市立大学医学群健康社会医学ユニット東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学 五十嵐中

2021年4月1日号

 3月8日、英国NICEは、ノバルティスの脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」について、NHS(国民保健サービス)での給付を推奨する仮決定を出した。最終決定までに評価が変更される可能性はあるが、現時点では生後12ヵ月未満のタイプ1のSMA患者が給付の対象となる。給付の条件として、患者アクセススキーム(PAS)に類似した「MAA」(Managed Access Agreement)による非公開の値引きを行うこと、気管切開や長時間の人工呼吸を要しない患者であることに加え、生後7~12ヵ月の乳児では専門家の委員会が投与を認めることが付せられた。  日本でも話題になった薬価(日本での収載時1億6700万円)は、英国のリストプライスでは179.5万ポンド(約2億7000万円)であり、ここから非公開の値引きが実施されることになる。  3月8日、英国NICEは、ノバルティスの脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」について、NHS(国民保健サービス)での給付を推奨する仮決定を出した。最終決定までに評価が変更される可能性はあるが、現時点では生後12ヵ月未満のタイプ1のSMA患者が給付の対象となる。給付の条件として、患者アクセススキーム(PAS)に類似した「MAA」(Managed Access Agreement)による非公開の値引きを行うこと、気管切開や長時間の人工呼吸を要しない患者であることに加え、生後7~12ヵ月の乳児では専門家の委員会が投与を認めることが付せられた。  日本でも話題になった薬価(日本での収載時1億6700万円)は、英国のリストプライスでは179.5万ポンド(約2億7000万円)であり、ここから非公開の値引きが実施されることになる。

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