医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

生化学工業 新薬に注力し成長回帰めざす

収益性急落が示した課題

2021年4月1日号

東京都東大和市の中央研究所  生化学工業の創業以来の特徴は、大手が参入しにくいニッチ領域の糖質化学を専門分野とする研究開発型企業であるということだ。この領域に焦点を合わせた研究開発を70年以上も続け、しかも開発と製造に事業を特化し、販売は提携企業に依存している。研究対象は複合糖質の構成成分のひとつであるGAG(グリコサミノグリカン)に、また重点疾患領域は運動機器関連、眼科関連に絞り込んでいる。  販売提携はこの領域に強い企業を対象とし、売上高は提携企業への製品販売、最近は製品化以前に独占的開発・販売権などのライセンス契約を結ぶケースが増えている。この場合は製品化、承認申請、承認取得時のマイルストン、販売後は製品供給、販売額に応じたロイヤリティを取得する契約としている。研究開発型企業を実証するのが、従業員の約3分の1を開... 東京都東大和市の中央研究所  生化学工業の創業以来の特徴は、大手が参入しにくいニッチ領域の糖質化学を専門分野とする研究開発型企業であるということだ。この領域に焦点を合わせた研究開発を70年以上も続け、しかも開発と製造に事業を特化し、販売は提携企業に依存している。研究対象は複合糖質の構成成分のひとつであるGAG(グリコサミノグリカン)に、また重点疾患領域は運動機器関連、眼科関連に絞り込んでいる。  販売提携はこの領域に強い企業を対象とし、売上高は提携企業への製品販売、最近は製品化以前に独占的開発・販売権などのライセンス契約を結ぶケースが増えている。この場合は製品化、承認申請、承認取得時のマイルストン、販売後は製品供給、販売額に応じたロイヤリティを取得する契約としている。研究開発型企業を実証するのが、従業員の約3分の1を開発

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